こんにちはー。石巻貝のある行動に悩まされているゾエ(@zoe)です。今回は石巻貝についてのお話です。
石巻貝の卵が石やガラス面に付着する!
もう随分前から僕を悩ませ続ける白い粒。うちの場合はガラス面にはあまり見られませんが、よく石にポツポツと白い粒が付けられます。
実はこれ石巻貝の卵なんです!石巻貝がレイアウトの石に卵をたくさん産み付けています。
石巻貝は淡水では繁殖しない
ただ、卵を産み付けるといっても、石巻貝は淡水と海水が混ざり合う「汽水」の環境でないと繁殖しません。有精卵であれば、淡水環境でも孵化するようですが、石巻貝の赤ちゃん(トロコフォア幼生・ベリジャー幼生)は、淡水では生きられないのです。
ADAが石巻貝を水草水槽に入れない理由
今回の記事タイトルにあるようにADAが石巻貝を水草水槽に入れない理由は石巻貝が卵を産み付けて見苦しいから・繁殖することができないからだと推測できます。
石巻貝は水槽内の苔を食べてキレイにしてくれるのでメンテナンス生体として飼っている方が多いと思います。しかし、この卵が景観的に非常に見苦しく、本末転倒になる場合があるんですね。
石巻貝の卵を駆除する方法
せっかく産んだのにかわいそう…なんて思っていたのはもう随分前のこと。そんなピュアな心はどこへやら。今となってはもうただただ厄介な存在。
石巻貝の卵を駆除・除去する方法は、なんだかんだ人の手でとる方法が有効です。
結構しっかりくっついているので、削るようにしないと取れません。また、産み付けられてから早めに取らないと跡が残りやすくなります。
爪や定規などを使って除去しましょう。僕は黒髭苔の除去用に購入したADAのプロピッカー(通称:耳かき)で除去しました。
あんまり強くすると石ごと削れちゃうので、カリカリッと擦って除去します。
メンテ後はスッキリこの通りキレイになりました。でもこれ、油断してると次の日にはまた産み付けられていたりと正直イタチごっこでもあるのです。
あまりにも頻繁に産むので暫く石巻貝を入れない時期もありましたが、なんだかんだで石巻貝が居たほうが石がキレイに保てるんですよね。うーん、一長一短。
石巻貝の卵対策
さて、石巻貝の産卵についてですが、個体や環境など様々な要因で、ほとんど卵を産まなかったり、うちみたいに結構頻繁に産む場合もあるようです。
少し調べてみたところ、卵を生みやすくなる原因の一つが水の「硬度」のようです。石組みレイアウトなどで水の硬度が高いと卵を産みやすいもよう。
従って、石巻貝の卵対策を考えるなら、流木メインのレイアウトにしたり、石組みレイアウトで水槽内の硬度が高くなっている場合は、ADAのソフナイザーや、pH・kHコントロール剤で、水質を管理する必要があります。
あとがき
石巻貝は非常に優秀なコケ取り要員ですが、卵を産むのだけは勘弁してほしいところ。あまり頻繁に卵を産み付けるようなら、まず硬度が高くなっていないかチェックしてみましょう :)