水草の水上葉とは?
今回は、水草の水上葉(すいじょうよう)についてのお話です。
水上葉とは、かんたんに言うと水草が水上で生活するために順応した姿で、文字通り水上で成長します。水草によっては水中のときと全く違う姿に変化したり花を咲かせたりするので、いつもと違う育成を楽しむことができます。
ちなみに、水槽の中(水中)で育成しているときの水草は水中に適した姿をしており、水中葉(すいちゅうよう)と言います。
水中の水草を水上葉にする方法
プランターとソイルを準備する
ショップでも水上葉の状態で水草を売っている場合もありますが、水中で育成している水草を水上葉にすることもできます。
今回は水を溜めておけるプランターとソイルを用意しました。植木鉢のように底に穴が空いているものは使用できないのでご注意。
ちなみに今回使用しているプランターはART STONEというもので、もともとは水を溜めて使用するものではありませんが、軽量かつシンプルでオシャレなので気に入って買いました。
プランターにソイル入れて水を張る
まずプランター(睡蓮鉢やその他器でもOK)にソイルを敷いて水をやや浅めに張ります。次に水草を通常と同じように植えましょう。今回は余っていたロタラをチョイス。あとは明るい場所に置いて基本的には放置でOK。
徐々に水位を下げていく
水草の変化をよく観察しながら、1〜2週間かけて水位を少しずつ少しずつ下げていきます。夏場など気温が高い時期は1日で水が蒸発してカラカラになることもあるので注意!霧吹きをかけたり、ラップをかけるなど湿度を保つようにしましょう。直射日光が当たる場所は管理が難しいです。
数週間後、写真のようになりました。水上葉を展開した部分と、枯れてしまった部分と半々くらいでしょうか。
水草が水中葉から水上葉へ変化!
こんな感じで水上葉に変化しました。水中とはまた違った形ですね!
一旦仕切りなおしてキレイに植える
そのままでは少し見苦しいので、水上葉になった部分だけカットして枯葉は処分しました。
ここで佗び草の出番!以前購入したADAの「ちいさな水辺セット」についてきた佗び草。ベタ水槽では使わなかったので余っていました。
佗び草をソイルを敷いたプランターのど真ん中にドーン。
佗び草の周りには先ほどカットした水上葉をチマチマ植えていきます。
うーん。すぐに終わると思ったけど予想以上にめんどくさい(笑)
最終的にこんな感じで仕上がりました。をを、なかなか良い感じなんじゃないでしょうか。
あとがき
今からの季節は寒くなってくるので上手く育つか心配ですが、ワシャワシャになると良いなぁ。皆さんもトリミングなどで余った水草があったら水上葉でストックしてみてはいかがでしょうか:)