こんにちはー。ゾエ(@zoe)です。サブタンクの小型水槽に入れる熱帯魚を何にしようか考えていたところ、ショップで一目惚れして購入したのが「インパイクティスケリー」。なかなか魅力的な魚です。
インパイクティスケリーの基本情報
流通名 | インパイクティスケリー |
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学名 | Inpaichthys kerri |
分布 | ブラジル、アマゾン川・マディラ川 |
最大体長 | 4cm |
水温 | 20〜25℃ |
水質 | 弱酸性〜中性、軟水 |
エサ | 人工飼料、生餌 |
飼育難易度 | かんたん |
繁殖 | 普通 |
混泳 | とくに問題なし |
遊泳層 | 中層〜上層 |
推奨水槽サイズ | 30cm以上 |
参考価格 | @150円〜200円 |
インパイクティスケリーは1978年、ブラジル移民70周年記念式典において、ブラジルから今上天皇陛下(当時:皇太子殿下)に寄贈された熱帯魚です。
その後、宮内庁からの依頼を受けた東熱帯研究所のプロブリーダー・東博司さんが繁殖に成功し、それが現在日本に流通しているブリード個体の元になっているそうです。
インパイクティスケリーの魅力
藤色の体色が高貴で綺麗
インパイクティスケリーの魅力はやっぱりこの藤色の体色。遠くから見るとシンプルな黒いラインに見えますが、光の当たり具合によって藤色に輝きます。
ショップで見かけたときはそこまでキレイに色が出ていませんでしたが、飼っているうちに段々と色が鮮やかになってきました。
また、改良品種のインパイクティスケリー スーパーブルーは、藤色の面積がボディ全体に大きく広がり鮮やかです。個人的にはノーマルの方がラインが際立って好みですけどね。
フィンスプレッディングがカッコイイ!
ある程度成長したインパイクティスケリーは、わりと頻繁にフィンスプレッディングをします。各ヒレをピンっと広げて相手を威嚇する様は何度見てもカッチョいいです。
インパイクティスケリーと他魚やエビとの混泳
インパイクティスケリーは成長しても4cm前後の小型カラシンです。同種間では小競り合いをしますが、相手をボロボロに弱らせる程ではありません。他の小型カラシンやラスボラ、エビなどとの混泳も全く問題ないでしょう。餌も人工飼料や生餌など、何でも積極的によく食べるので、他魚に負けて餌にありつけないなんてこともありません。
インパイクティスケリーの繁殖
インパイクティスケリーはバラ撒き型の産卵形態です。水草が繁茂した水槽ではいつの間にか稚魚が泳いでいるなんてことも。繁殖が簡単というわけではありませんが、ネオンテトラなどに比べると繁殖させやすいようです。
メスはオスに比べて藤色の体色がやや薄く、脂ビレがオレンジに染まるため、用意に判別可能です。
インパイクティスケリーは間違えられやすい?
正しい名称は「インパイクティスケリー」です。しかし、「インパクティスケリー」と間違えられることが多いようです。インパクティスケリーというファッションブランドがあるからでしょうか。
ちなみに僕は某ホームセンターのペットコーナーで買ったのですが「インパクトケリー」と表記して販売されていました。まぁ、ある意味衝撃的ですね(笑)
また色味が似ている為か、インパイクティスケリーとエンペラーテトラが同種であると誤解しそうな情報がネット上にありました。しかし、この2種は全く別の魚です。
あとがき
インパイクティスケリーはわりとメジャーな熱帯魚なので、取り扱っているショップが多いと思います。一見地味に見えるかもしれませんが、飼い込むことでとても美しい色を魅せてくれますよ :)