ADA水槽キューブガーデンの品質保証は適用条件を満たすのが難しい

2016/08/07  2023/12/28  製品・ツール  閲覧所要時間: 約3
空の60cm水槽

こんにちはー。ガラス製品が好きなゾエ(@zoe)です。前回の記事へのコメントにて、キューブガーデンをはじめとしたADA(アクアデザインアマノ)の水槽に関するアドバイスをいただいたので、再確認の意味も含めて少し触れておきたいと思います。

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ADAの水槽には保証が付いている

ADA水槽 3年保証

一番スタンダードなADAの水槽「キューブガーデン」シリーズは品質保証が付いています。以前は5年間だったのですが、キューブガーデンがリニューアルしてからは3年間と少し期間が短くなりました。
とはいえ、他メーカーの場合は1年間程度だったり、そもそも保証が付いていないことも珍しくないので、それに比べたらありがたいですね。

上の写真を見てもらうと分かりますが、5年保証だった旧キューブガーデン(左)は白いシリコンが目立つのに対して、3年保証の新キューブガーデン(右)は殆どシリコンが見えませんね。こんなに薄く綺麗ににシリコンが付けられていて3年保証というのは、結構すごいことだと思います。他メーカーの水槽だとモリモリと、たくさんシリコンが付けてあって目立つことも少なくありません。


水槽の保証内容とは?

ADA水槽 5年保証

肝心の保証内容はどのようなものでしょうか。
僕は以前、説明書をよく読まずに「水槽の破損に対する保証」だと思っていたことがあります。しかしADA水槽の正しい保証内容は「接合部のシリコンの強度に対して3年間の品質保証をする」というものです。
ガラスの部分ではなく、あくまでも接合部のシリコンが対象なんですね。

水槽の購入日から3年間「説明書に従って正しく使用していたのに、シリコンが剥がれて水が漏れちゃった!」という時は保証が適用されますが、「モノをぶつけてガラスが割れちゃった!」なんて場合は保証対象外になるのです。


水槽の保証には規定がある

ADA 水草水槽 アクアリウム

3年も保証がついてるなんてすごい!…と思いましたが、実は保証には規定や対象外となってしまう注意点があります。その中でも特に注意したい点を幾つか挙げてみます。


ADA純正の水槽台を使用している必要がある

いきなりですが恐らくかなりのユーザーがここでつまづきます。保証を受けるためにはADA純正の水槽台を使用していることが前提となっています。他メーカーや自作の水槽台などを使用している場合は、保証対象外となってしまうのです。
キューブガーデン水槽単体であれば学生さんのバイト代や、お父さんのお小遣いでも購入できますが、水槽台もADAとなると4万〜6万円くらいはかかるので、ちょっとキツいかもしれませんね。


保証書に必要事項が記入されている必要がある

ADAの販売特約店から購入すれば、恐らく大丈夫だと思いますが、購入時には販売店から保証書に必要事項を記入してもらう必要があります。また、購入後に保証書を無くしたり、中古で購入した場合には保証書が無く、保証を受けられないこともあるので注意しましょう。


水槽から水を抜き、乾燥させた期間があるとNG

シリコン強度の保証は、あくまでも連続した使用で3年間となっています。湿潤と乾燥を繰り返すとシリコンの劣化が早まってしまうのが理由です。水を入れて使用した後、一旦使用を止め、再度使用を始めたという場合は保証対象外になってしまいます。


あとがき

zoeとまぁ、3年も保証ついててすごい!…と思いましたが、僕の場合、水槽台は純正でない(というか水槽台ですらないw)し、保証書も無くし、一旦使用を止めて最近また使用を始めたという、もう保証もクソもない状況です(笑)
恐らく僕と同じような状況のアクアリストって結構いるんじゃないでしょうか。

ちなみに、キューブガーデンの説明書はADAのウェブサイトでも公開されているので、一度くらい目を通しておいても良いかもしれませんね。
ADAキューブガーデン使用説明書

zoe
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