こんにちはー。寝不足気味のゾエ(@zoe)です。
実は今年の9月末、我が家に第一子(男の子)が誕生しました!やっほーい(*´ω`*)
出産後一ヶ月ほど妻と赤ちゃんは里帰りしていたので、僕も久しぶりの一人暮らし&アクアライフをエンジョイ!
…してたんですが、2人が帰ってきてから生活は180°真逆。朝から晩まで赤ちゃんの相手でテンテコマイ!正直もうアクアリウムどころではなかったです(笑)
2ヶ月が経ち、最近は育児にも少しずつ慣れてきて、水槽をいじる余裕が出てきました。いや、以前にも増して妻からの冷たい視線と言葉のナイフの鋭さに磨きがかかりましたけどね(苦)
子ども(赤ちゃん)とアクアリム
さて、子どもを育てるにあたって、アクアリストとしては水槽の存在が気になるところ。今回は、アクアリウムが子どもに与える好影響および悪影響について、少し考えてみました。
アクアリウムの心配事・悪影響・デメリット
水槽が倒れる・割れるなどの危険性
まずはやっぱりコレ。うちの子はまだ満足に首も座っていませんが、成長してハイハイしたり立ち上がって歩き回るようになると水槽の存在って少し心配になるんじゃないでしょうか。
子どもが水槽にぶつかったり、手でバンバン叩いたり、玩具などをぶつけたりすることも十分ありえます。ほとんどの水槽はガラス製もしくは透明アクリル製だと思いますが、何かの拍子に割れてしまうと大変危険です。
水槽の子ども対策
危険性を認識・理解できるようになるまでは水槽の周りに子どもひとりで近づかせないようにして、必ず大人と一緒に鑑賞するようにした方が良さそうですね。
また、水槽を置く台も専用の水槽台を使う。落ちたり倒れたりしないように、滑り止めマットを敷くなど対策をしておきましょう。
あまり神経質になる必要は無いと思いますが、場合によっては水槽自体をカギの付いた部屋に設置するなどの対策も考えられます。
水槽内の雑菌や細菌
水槽内には色んな雑菌が存在しています。淡水の場合はエロモナス菌が有名ですね。エロモナス菌は常在菌なので、きちんと換水をしていても水槽内から完全に除去するのが難しい菌です。
魚が感染してしまうと、様々な病気にかかってしまいます。また人間に感染する可能性もあり、食中毒を引き起こす可能性があります。
エロモナス菌の感染を防ぐには?
感染を防ぐためには換水や水草のトリミングなど、メンテナンスを行った後はしっかり手を洗うようにしましょう。抵抗力の低い赤ちゃんは水槽の水に触れないようにしたいですね。メンテナンス後など、濡れた所をそのままにしておくと雑菌が繁殖しやすいので、しっかり拭き取るようにします。
少し話がズレますが、カメやイグアナなどの爬虫類、カエルなどの両生類には90%と高い確率でサルモネラ菌がいるらしいです。
サルモネラ菌は食中毒などを引き起こす可能性があるバイ菌。正しく管理をしていれば大丈夫なのかもしれませんが、これらを飼育する場合はご家族とよく相談・知識共有しておきましょう。
明るい照明による目への影響
赤ちゃんは、刺激の強いもの、色形がはっきりしたものなどをジッと見つめる傾向があるようです。うちの子もキラキラ光るものや天井の照明をジッとみることがあります。あんまり長時間見続けているとさすがに目の負担になるでしょうね。
強い光から子どもの目を守る対策
蛍光灯の光はフワッと回り込むような光なのでまだ負担が少なそうですが、メタルハライドランプの光は直線的な強い光なので少し不安ですね。
側面への光の漏れを防ぐバンドアを別途取り付けたり、アクアキャノピーのような目隠しを設置することで、強い光が直接目に入るのを軽減できます。
ろ過器・ホースやヒーターなど器具の安全性
誤って濾過フィルターのホースを引き抜いてしまい部屋中水浸し、コンセントに水がかかって感電や火事。レギュレーターをいじってしまいCO2ボンベのガスが一気に噴き出して凍傷や窒息。水槽用ヒーターのケーブルを引っ張って水槽外に出してしまうと空焚きによる火事や火傷。
などなど、水と電気を使うアクアリウムは危険がいっぱい。そうそう起こる事故ではないと思いますが100%起こらないとも言えませんね。
アクアリウム器具の子ども対策
子どもの手の届く場所に器具があると、どうしても触ってしまう危険性があります。濾過フィルターやCO2ボンベなどの器具は、できるだけ水槽台・キャビネット内に収納して子どもの手が届かないようにしておいた方が良いですね。もちろん水草トリミング用のハサミやピンセットなども同様。
…と言いつつ、現在うちでは専用のキャビネットを使っておらず、ろ過フィルターなどがむき出しの状態です;
子どもがもう少し大きくなったら何か対策を考えないといけませんね。
アクアリウムの好影響・メリット
命の大切さを教えられる
もちろんアクアリウムにもメリットはありますよね。一番に思いついたのはコレでしょうか。
子どもの教育という面で金魚・メダカ・熱帯魚など、生き物の飼育は命の大切さを子どもへ教えるのに効果的だと思います。
「命の大切さを教える」と言ってもそう簡単に理解できないかもしれませんが、エサを与える・換水や掃除をするなど生き物のお世話をしたり、魚が卵を産んで新しい命が生まれ感動する、死んでしまった魚を見て悲しい気持ちになるなど、子どもなりになにか感じるものはあるでしょう。
子どもが水槽を叩いたりしたときは「お魚さんがビックリするよ、やさしくしてあげようね」と、他者への愛情や配慮を教えてあげると良いのではないでしょうか。
癒やし・リラックス効果
チャプチャプ、コポコポという水の音。水面や壁に映るキラキラした光のゆらぎ。自然の川や海、山の木々をボーっと眺めていると癒されリラックスできますよね。人工物ではありますが、アクアリウムでも同じ効果が得られます。自然の流木・石・砂利・土を使用し、ふんだんに水草を植えてレイアウトされた水草水槽なら尚の事。
いわゆるアクアリウムセラピーってやつですね。医療施設や、介護施設などの待合ロビーに熱帯魚(水草)水槽が設置されていることが多いのは、このアクアセラピーによる癒やしやリラックス効果が得られるためです。自宅にアクアリウムがあることで、子どももリラックスして穏やかに過ごせそうです。
似たような言葉に「アクアセラピー」や「アニマルセラピー」がありますが、今回は割愛します。
好奇心・想像力・観察力を育む
ペット・アクアリウムメーカーのジェックスが興味深い実験を行っていました。
国立大学法人岐阜大学と共同で行われた実験で「小型熱帯魚を泳がせた水槽と金魚を泳がせた水槽を幼稚園に設置して、園児の行動を観察する」というものです。この実験の結果、次のような行動が事例として見られたそうです。
- 魚に名前を付ける
- 魚を見て、自分でお話を作る
- 水槽を叩く友達に、やめるよう制止する
- 魚について友達に説明する
すべての子どもに当てはまるわけではないですが、アクアリウムが多くの子どもたちの関心を引くというのは間違い無さそうです。
かく言う僕も子どものころ、水槽内に石や流木を配置して「ここが魚の隠れ家」とか「この洞窟を通ってこっちの広場に行く」みたいに色々と想像して楽しんでいました。あ、今でもそうかな(笑)
近年ではピクサーの人気映画ファインディング・ニモやファインディング・ドリーの影響も相まって、想像がさらに膨らみそうですね。
あとがき
いかがでしょうか。やっぱり親や家族がアクアリウムを正しく管理し、子どもの教育や躾をきちんと行うことが重要なんじゃないでしょうか。
まぁアクアリウムに限らず、キッチンの包丁やガスコンロ、食器棚、お風呂、階段など、家の中には子どもの事故・ケガにつながる要素がたくさんありますしね。
今は息子が大きくなって、一緒にアクアリウムを楽しむ日が来るのを楽しみにしています :)