こんにちはー。アクアリウム熱が再燃中のゾエ(@zoe)です。
30cmキューブ水槽でアクアリウムを再開するにあたって、今回はロータイプの水槽台にしようと考えました。
平成28年熊本地震で水槽が倒壊したのが少しトラウマになっていまして、「背の低い水槽台の方が、もしまた地震がきても倒れにくいのではないか??」というのが主な理由です;
テレビ台を水槽台の代わりにできるのか?
水槽台についてよく質問にあがる話題の一つに「テレビ台(ローボード)を水槽台の代わりに使用できないか?」というものがあります。僕も今回、背の低いロータイプの水槽台を探す時に同じことを考えました。
専用のロータイプの水槽台が売ってあるのですが、テレビ台やローボードの方が種類が豊富で、見た目のデザインがおしゃれなものも結構あるんですよね。
しかし結論から先に言うと、様々な問題・課題があるため、ほとんどのテレビ台、ローボードなどの家具は水槽を設置するのに向いていません。見た目の好みや値段だけで購入して水槽台として使っていると危険なこともあるのです。
水槽を置ける耐荷重があるか
単純なサイズだけをみると、テレビ台でも水槽を置くスペースが十分にあります。しかし、どれほどの重さに耐えられるかという「耐荷重」は、条件を満たしていないことが多いです。
日本で標準的なサイズとされる60cm水槽の場合、およそ70〜80kg程度の重さになります。(砂、流木・岩などのレイアウト素材、照明などの機材を含む)これに対して、よくあるテレビ台の耐荷重は20〜30kg程度の製品が多いです。耐荷重を満たしていない台に水槽を置いていると、たとえ設置当初は問題なくても使用しているうちに歪んできたり、最悪の場合、倒壊の恐れがあるので絶対に止めましょう。
水に濡れても変形・劣化しないか
換水や水草のトリミングなど水槽のメンテナンス時には、どうしても水槽周りを水で濡らしてしまうことがありますよね。当然ながら水槽を置く台は、耐水性がしっかりしていないとシミや汚れになったり、ひどい場合は天板が反って変形してしまったり、腐ったり・劣化することもあります。
安価な家具やテレビ台は「プリント化粧板」で仕上げられていることが多いです。プリント化粧板はベニヤ板などに、色や木目調のビニールを張り、見た目を多少良くしたものです。しかし傷や水に弱く、耐久性に問題があるため、水槽台には向きません。
水槽台に使えそうなテレビ台
さて、ここからがやっと本題です。水槽台に使えそうなテレビ台を見つけました!…と言っても小型水槽ならって感じで、やはり60cm水槽などは無理っぽいですけどね。
「ATICA」というテレビ台(ローボード)です。
小型水槽なら十分に対応できる強度
ATICAはスライド式天板が耐荷重45kg、本体天板が耐荷重60kgと、なかなかの耐荷重です。それでも60cm水槽を置くのは無理ですが、30cm程度の小型水槽なら大丈夫そうですね。(今回使うW30×D30×H30cmのキューブ型水槽は水やレイアウト素材を入れても35〜40kg程度)
キズ・汚れ・水に強いメラミン素材を使用
ATICAはメラミン樹脂でコーティングされた強化合板を使用しています。表面硬度が高く、キズ・汚れへの耐性、そして耐水性も高いので、水槽の換水時に多少濡れても心配ありません。
ATICAのカラーバリエーション
ATICAのカラーバリエーションは、ダークブラウン、ライトブラウン、ホワイトの3種類です。僕は家の家具に合わせてライトブラウンを購入しました。
30cmキューブ水槽を設置してみた
ATICAに30cmキューブ水槽を乗せたらこんな感じです。完成品ですので組み立てる必要がなく、届いたらすぐに使用可能です。頑丈そうな天板ですが、念のため支柱がある真ん中に乗せました。高さが40cmと低めなので床に座って鑑賞しやすく、なかなか良い感じです。
一段目と二段目はズレ落ちると困るので、滑り止めテープを貼ってガッチリ固定しました。
ATICAには引き出し収納が付いており、スライドレールでスムーズに開閉できます。左側に熱帯魚の餌や、トリミング用ハサミなどのメンテナンスツール、右側にタオルや雑巾を収納しました。
水槽周りをスッキリ片付けられるし、メンテナンス時にはすぐに取り出せるので便利ですね。
あとがき
いかがでしょうか。水槽台に使えそうなテレビ台って意外と少ないのですが、ATICAは小型水槽であれば問題なく使えそうです。とはいえ、やはり専用の水槽台を購入することをおすすめしますけどね(笑)
ATICAを水槽台に使う方は、自己責任でお願いします。
また、ATICAとよく似たデザインのテレビ台が幾つか販売されていますが、それらは自分で組み立てる必要があったり、メラミン素材でなく、プリント化粧板だったりするのでご注意ください XP